270万の罵倒語で埋め尽くしメールは,どれほどいらつかせたり,悲しませたりさせるものだろう。でもそんなのより,好きな人からの「キライ」と3文字の方が,よっぽど重い。トウガラシ,5万個ぐらい?
クアルコム社はメールソフト「ユードラ」の新バージョンに,そのメールの中の怒りや罵倒,攻撃などを表す言葉の含まれている度合いを判断し,トウガラシを0個から3個表示する「ムードウォッチ」機能を搭載した。
話としてはとっても,面白い。このムードウォッチ辞書を読むことができれば,この世ではっきりしている罵倒言葉(英語だけど)を全部手に入れられるということで,いろんなところで役に立つか?(どこで役立つんだよ) 実は軽くいなしたいとか,そういう時に使う言葉は辞書で探せないからな。
メールのテキストは誤解を受けやすいものだ。簡潔に書いたつもりがぶっきらぼうに受け取られたり,詳細に書いたつもりが冗長に受け取られたり。手紙よりも手軽に出せるけど,文字だけで表現するのは手紙同様,たやすいことじゃない。…どないしたらいいねんという感じになる。はじめてやり取りする相手の場合は特に,そこらへんのカドを気にせずに受け取る必要がある。まぁ世の中「愛してる」でも「お世話になっております」でも罵倒言葉になることはあるので,ムードウォッチなにをかいわんや,ですけどね。
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